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きらきら輝くすてきな先生

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保育士・幼稚園教諭・ボランティアを問わず、キラキラ輝くすてきな先生をご紹介します。
保育の仕事に就くきっかけ、保育のやりがいや子どもたちへの想い等をインタビュー。これから保育の道を目指す方や、復職を考えていらっしゃる方、経験を生かして次世代のお手伝いをしたいとお考えの方にぜひ見ていただきたいコーナーです。

【素敵な先生 大募集!!】
このコーナーに登場していただける先生を募集します。
保育士・幼稚園教諭、子育てボランティアなど子どもと関わるお仕事または活動をされている方。
自薦・他薦を問いません。
お問い合わせはこちらから⇒info@hapiho.com

ハッピー保育ネットふくおか|hapiho

Vol.1 中西 小枝美(なかにし さえみ)先生 【保育所 保育士】


すてきな先生|中西小枝美|ハッピー保育ネットふくおか|hapiho

【プロフィール】
 新卒で幼稚園に就職して5年間勤務しました。その後、結婚して家庭で子育てに専念していましたが、夫の転勤で名古屋へ。それを機に7年のブランクがありましたが、公立保育所の臨時職で保育の仕事に復帰しました。
 そして2年経った頃、またまた転勤で福岡に戻ることになり、退職。福岡に戻ってからは様々な仕事をして、気づくと、保育の仕事からは10年離れていました。
 その頃、分園を立ち上げる準備をしている保育園で、派遣保育士の仕事があり「やっぱり子どもが好き!」と保育の現場に戻りました。派遣契約満了後は、その園で臨時職で1年働き、「新年度から正職員になりませんか」と言っていただき、今に至ります。保育士としては 派遣時代も含めて8年といったところてす。


幼稚園時代も合わせると、もう、かなりのキャリアですね。今は何歳児の担当ですか?
0歳児です。今年は分園で少人数の未満児さんだけの園舎なので、落ち着いた環境だなと感じます。

落ち着いた保育が出来るっていいですね。そんな保育が羨ましいと感じる先生も、たくさんいらっしゃると思います。ところで、保育の道に進もうと思ったきっかけは?
小学3年生のころから決めてました!私には弟がいて幼稚園にお迎えに行くことがあったんです。その時、弟の担任の先生が園庭に子どもたちを整列させる姿がとってもカッコよく見えて、憧れの人になったんです。それから、よし、幼稚園の先生になるぞ!と(笑)。

それで、夢をかなえて幼稚園の先生になったんですね。新卒からの5年間、実際にいかがでしたか?
いやー、行事に追われる日々で、今となっては反省しきり…ですが、行事のために毎日の保育をする状態でした。そうじゃなくて、毎日の保育を披露する場が行事だ…と考えて保育するようになれたのは5年目でやっとだったんです。今は、便利グッズもたくさん出来て100円ショップで簡単に手に入りますし、壁面デザインだって型紙がありますけど、その頃は何でも手作業が多くて業務量も半端なくて。 

壁面デザインも雑誌に完成図が載っているだけで型紙なんてなかったですよね。自分で描いて切り貼り。細かいものをたくさん作る時は、持ち帰って、家族を巻き込んで内職のようでしたもんね(笑)。
そういうことに追われて、長い目で保育計画を考える余裕なんてなかった。幼稚園での5年間は「大変だった」という印象が強いですか?

当時はそうでした。理不尽なことで、園長や主任からものすごく怒られて「辞めてやる」と思ったこともあります。でも年度途中で辞めてしまうのは、自分自身が無責任だという思いは常にありました。それに、今になって思うと、幼稚園勤務で学んだこともたくさんあるんです。たとえば子どもに指示するのではなく「どうしたらいいのかな?」「どうしたいの?」と自分で考えて伝えるようすること。今の保育でも大切にしていて、未満児さんでも、未満児なりにちゃんと考えて答えを出してくれますよ。様々な職場を経験した結果、あの園で5年やれたらどこでもやって行けるっていうことがわかりました。育てられたんだなぁって(笑)。

そういえばブランクも乗り越えて、しかも転居などで生活が変わっても、非常勤、派遣など働き方を工夫して保育の仕事に関わって来られましたよね。まわりまわっても保育業界に戻る…っていうか。
中西先生の「保育の仕事の魅力」って何ですか?

そりゃ、もう、子どもたちの成長ですよ!(即答)寝てるだけの赤ちゃんが、声掛けに笑うようになったり、寝返り出来た、お座り出来た、立った、歩いた…日々すごく成長しているのを常に見ることができる、保育士の特権であり、やりがい、喜びですよね。幼稚園で鍛えられて(笑)、実際に自分でも子育てを経験した今は、保育に余裕があるというか、幼稚園時代は「もう、なんで~?!」と思ったことも「子どもって、そうそう。」と大きく構える自分がいます。でも地声が大きいので、主任や園長に時々注意されます、気をつけないと(笑)。

ベテランの余裕が創り出す「自然体」ですか?(笑)
ベテラン組なんてまだまだですよ。私よりキャリアを積んでる人は、いっぱいいるので。どちらかというと、歳はとってるのに経験は浅い・・・の方が正解かも(笑)

純粋に「子どもってかわいい」という気持ちをずっと持ち続けている中西先生は、その思いが支えとなり、保育の仕事を続けてこられたのだろうと思います。そして、昔、大変だったことを未熟だった自分からの「学び」に変えることが出来ているからこそ、今の余裕に繋がっているのだと感じました。
経験を重ねても自分の課題を意識する、それも決して背伸びした課題ではない、そんなところも素敵な先生でした。