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未来の世界を生きる子どもたちと保育に携わるみんながハッピーになるよう応援します。

きらきら輝くすてきな先生

保育士・幼稚園教諭・ボランティアを問わず、キラキラ輝くすてきな先生をご紹介します。
保育の仕事に就くきっかけ、保育のやりがいや子どもたちへの想い等をインタビュー。これから保育の道を目指す方や、復職を考えていらっしゃる方、経験を生かして次世代のお手伝いをしたいとお考えの方にぜひ見ていただきたいコーナーです。

【素敵な先生 大募集!!】
このコーナーに登場していただける先生を募集します。
保育士・幼稚園教諭、子育てボランティアなど子どもと関わるお仕事または活動をされている方。
自薦・他薦を問いません。
お問い合わせはこちらから⇒info@hapiho.com



Vol.2 才野 力(さいの ちから)先生【認可外保育施設 施設長】


すてきな先生|ハッピー保育ネットふくおか|hapiho【プロフィール】
 専門学校卒業後、幼稚園にクラス担任として10年間勤務しました。その間、結婚することになり、家族を養っていくには幼稚園教諭の収入で厳しいだろうと言われ、もっと稼ぐ(=いずれは辞める)という約束で結婚を許してもらいました。
 でも、幼稚園で子どもと関わる仕事は楽しかったですし、職場としても素晴らしい園だったので、しばらくは、なかなか辞めるという決断が出来ずにいました。

 そして、30歳を迎えたことと、勤務10年を「節目」と捉えて退職を決断し、昨年、認可外の保育園を始めました。

幼稚園での勤務はとても充実していたようですが、今、振り返ってみていかがですか?
僕が入った頃その幼稚園では「教員を男女半々にする」という目標で採用をされていました。 
実際、同期には、僕の他にもう一人男性教諭がいましたし、他にも男性の採用がありました。
まだまだ女性の職場といわれる保育現場ですが、他にも男性教諭が複数いたことは、男性教諭としては心強く、恵まれた職場環境だったと思います。

すてきな先生|ハッピー保育ネットふくおか|hapiho 保育業界は離職が激しく、待遇改善の必要性などが報じられていています。女性でも長く務めることは厳しい部分があると思いますが、男性で10年勤務って、すごいですね。
僕はもともと、保育所の保育士を希望していたんです。
でも当時はまだまだ男性保育士には狭き門で、ご縁のある保育園がなかった。それで、就職課で男性も積極採用しているという幼稚園を紹介されて、お世話になることになったんです。
自分のいた園を振り返ると、職員の特性を伸ばしてくれる園だったと思います。
同期の男性教諭は初めは担任を持っていたのですが、体育指導の勉強をして、担任から外れ体育担当の教諭になりました。
課外のクラスも始めて、もっと魅力ある体育教室に、と頑張っています。 僕の場合は、クラスをまとめて行く方が向いていたので、 最後まで担任をさせていただきましたが、経験を重ねると園長先生との面談では、将来どのようなポジションを希望するかという話になるわけで、自分はいずれ独立したいという話はずっと伝えていました。 園長先生も「うちにいる間に色々なことを吸収したらいい」と言って下さっていました。

それで、いよいよ、決断。夢をかなえて保育園を始められたんですね。
いやー大変です。ようやく1年ですけど、色々ありました。ほんと色々。まだまだこれからですけど(笑)。

そうでしたか。色々あった(笑)中で、保育園を始めるにあたって何をなさいましたか?
園を始めるにあたっては、物件探しから始めました。もちろん色々な場所を見に行きましたし、待機児童の多い地域も調べました。この物件があることは知っていたのですが、 「ボロい」というイメージが先行して敬遠していました。だけど実際見せてもらったら、庭が広い、すぐあちこちに連れて行ける環境もいい、だから自分のやりたいと思う保育が全てここで実現する!と思ったんです。

自分の保育というものを追求した形がこの保育園なんですね。
この子たち(周りにくっついている子どもたちを見て)は僕の家族です、みんな(とキラキラ笑顔で)。
初めは子どもが来なくて、やっと一時預かりで使って下さった保護者に「お金はいいから毎日子どもを遊びに連れて来て下さい。そのかわり、ここでの様子をフェイスブックやホームページで紹介させて下さい。」とお願いしました。 そしたら、遊びに来て下さるようになって、月極めで預けて下さるようになって。ここでの保育を気に入って下さった保護者の方から口コミで広がって園児も集まりはじめたところです。

男性ならではの大胆さというか、いつまでも少年の心で子ども目線に立てるというか。先生自身が、毎日の子どもとの暮らしを一緒に楽しんでいると感じますが…自分が責任者なので、思い切ったことが出来ますね。
これからの夢って何ですか?

夢?まずはスタッフに、もっといっぱいお給料を払ってあげたいです。子育て中のスタッフなので午前中3時間だけお願いしているのですが、 いつも気持ちよく手伝ってくれて気づいたら時間を過ぎている…頑張ってくれるので感謝しています。もっと払ってあげたい、ほんとに。
それから、せっかく始めた園なので、認可園にしたいです。今、行政にも足を運んで小規模保育所として認可をもらえないか交渉しているところです。 そして、いつかは、小規模ではなく200人・300人くらいのでっかい規模の保育園がやりたいですね。男としては!

ちからたろう保育園|ハッピー保育ネットふくおか|hapiho 施設長としては、まだまだ駆け出しの才野先生。
自分で何でもかんでも頑張る、色々な苦労もおありです。
それでも「自分が大切にしたい保育の形」を実現すべく、子どもたちにとってよい保育園の在り方を探求中です。
子どもたちのためなら苦労も吹き飛ぶ「やりがい」を保育という仕事に感じていらっしゃるからではないでしょうか。
保育中は、子どもと同じ目線で、「今」という時間を思い切り楽しんでいらっしゃる素敵な才野先生。その夢は大きく!!
実際、園におじゃまして、一緒にいる子どもたちに、その思いはしっかり伝わっている様子を見ることが出来ました。 
 
「ちからたろう保育園」
http://chikaratarou.ciao.jp/


Vol.1 中西 小枝美(なかにし さえみ)先生 【保育所 保育士】


すてきな先生|ハッピー保育ネットふくおか|hapiho【プロフィール】
 新卒で幼稚園に就職して5年間勤務しました。その後、結婚して家庭で子育てに専念していましたが、夫の転勤で名古屋へ。それを機に7年のブランクがありましたが、公立保育所の臨時職で保育の仕事に復帰しました。
 そして2年経った頃、またまた転勤で福岡に戻ることになり、退職。福岡に戻ってからは様々な仕事をして、気づくと、保育の仕事からは10年離れていました。
 その頃、分園を立ち上げる準備をしている保育園で、派遣保育士の仕事があり「やっぱり子どもが好き!」と保育の現場に戻りました。派遣契約満了後は、その園で臨時職で1年働き、「新年度から正職員になり ませんか」と言っていただき、今に至ります。保育士としては 派遣時代も含めて8年といったところてす。

幼稚園時代も合わせると、もう、かなりのキャリアですね。今は何歳児の担当ですか?
0歳児です。今年は分園で少人数の未満児さんだけの園舎なので、落ち着いた環境だなと感じます。

落ち着いた保育が出来るっていいですね。そんな保育が羨ましいと感じる先生も、たくさんいらっしゃると思います。ところで、保育の道に進もうと思ったきっかけは?
小学3年生のころから決めてました!私には弟がいて幼稚園にお迎えに行くことがあったんです。その時、弟の担任の先生が園庭に子どもたちを整列させる姿がとってもカッコよく見えて、憧れの人になったんです。それから、よし、幼稚園の先生になるぞ!と(笑)。

それで、夢をかなえて幼稚園の先生になったんですね。新卒からの5年間、実際にいかがでしたか?
いやー、行事に追われる日々で、今となっては反省しきり…ですが、行事のために毎日の保育をする状態でした。そうじゃなくて、毎日の保育を披露する場が行事だ…と考えて保育するようになれたのは5年目でやっとだったんです。今は、便利グッズもたくさん出来て100円ショップで簡単に手に入りますし、壁面デザインだって型紙がありますけど、その頃は何でも手作業が多くて業務量も半端なくて。 

壁面デザインも雑誌に完成図が載っているだけで型紙なんてなかったですよね。自分で描いて切り貼り。細かいものをたくさん作る時は、持ち帰って、家族を巻き込んで内職のようでしたもんね(笑)。
そういうことに追われて、長い目で保育計画を考える余裕なんてなかった。幼稚園での5年間は「大変だった」という印象が強いですか?

当時はそうでした。理不尽なことで、園長や主任からものすごく怒られて「辞めてやる」と思ったこともあります。でも年度途中で辞めてしまうのは、自分自身が無責任だという思いは常にありました。それに、今になって思うと、幼稚園勤務で学んだこともたくさんあるんです。たとえば子どもに指示するのではなく「どうしたらいいのかな?」「どうしたいの?」と自分で考えて伝えるようすること。今の保育でも大切にしていて、未満児さんでも、未満児なりにちゃんと考えて答えを出してくれますよ。様々な職場を経験した結果、あの園で5年やれたらどこでもやって行けるっていうことがわかりました。育てられたんだなぁって(笑)。

そういえばブランクも乗り越えて、しかも転居などで生活が変わっても、非常勤、派遣など働き方を工夫して保育の仕事に関わって来られましたよね。まわりまわっても保育業界に戻る…っていうか。
中西先生の「保育の仕事の魅力」って何ですか?

そりゃ、もう、子どもたちの成長ですよ!(即答)寝てるだけの赤ちゃんが、声掛けに笑うようになったり、寝返り出来た、お座り出来た、立った、歩いた…日々すごく成長しているのを常に見ることができる、保育士の特権であり、やりがい、喜びですよね。幼稚園で鍛えられて(笑)、実際に自分でも子育てを経験した今は、保育に余裕があるというか、幼稚園時代は「もう、なんで~?!」と思ったことも「子どもって、そうそう。」と大きく構える自分がいます。でも地声が大きいので、主任や園長に時々注意されます、気をつけないと(笑)。

ベテランの余裕が創り出す「自然体」ですか?(笑)
ベテラン組なんてまだまだですよ。私よりキャリアを積んでる人は、いっぱいいるので。どちらかというと、歳はとってるのに経験は浅い・・・の方が正解かも(笑)

純粋に「子どもってかわいい」という気持ちをずっと持ち続けている中西先生は、その思いが支えとなり、保育の仕事を続けてこられたのだろうと思います。そして、昔、大変だったことを未熟だった自分からの「学び」に変えることが出来ているからこそ、今の余裕に繋がっているのだと感じました。
経験を重ねても自分の課題を意識する、それも決して背伸びした課題ではない、そんなところも素敵な先生でした。